例会報告:20011年4月例会:「ワークショップを通じて異文化コミュニケーションの教材と教授法について学ぶ」

2011年04月30日(土) 16:40:09

SIETAR関西・4月例会報告

 

  今回のワークショップでは、3名の発表者より、異文化コミュニケーションの教材と指導法が紹介された。

   Teresa Bruner Cox氏は、大学生を対象に指導されたフィールドワークについての発表であった。日本と中国の学生がグループに分かれて価値観について質問紙を作成し、キャンパス内でインタービューした結果を発表するという活動であった。実際の分析結果例を見て、学生の面白い視点に感銘を受けた。また、事前に行われた価値観についてのアクティビティや課題読書など、たくさんの教材が紹介されレパートリーを広げることができた。

  中川典子氏は、ロールプレイとビデオを用いた実践についての発表であった。体験学習の目的や効果について理論的な説明を受けたのち、ビジネスの葛藤場面のロールプレイを体験し、同じ状況が描かれたビデオを視聴した。参加者は割り当てられた役割を熱演したことにより、共感をもってビデオを視聴し、登場人物の言動に場内は爆笑となった。ロールプレイの効果とともに危険度の高さも実感し、参加者が問題点を共有できたことによって、実り多いディスカッションにつながった。

  Lisa Rogers氏は、トレーニングビデオについての発表であった。対人距離やアイコンタクトに関するアクティビティを体験したのち、ビデオを視聴した。また、ビデオ学習の効果を高める指導方法について言及され、異文化コミュニケーションに役立つビデオや、インターネットで入手可能な教材のリストが紹介された。ビデオは、言語コミュニケーションだけでなく非言語コミュニケーションに関する気づきも得ることができ、有効な教材であると感じた。

  それぞれの発表のあと、和やかな雰囲気の中で、参加者全体でのディスカッションが行われた。日頃感じている問題点を開示し、より良く豊かな教材と指導法を求めて真摯に意見交換する参加者の姿に、大きな刺激を受けた。このワークショップによって、異文化コミュニケーション教育の理論面、実践面で多くの示唆を得ることができた。さらに、様ざまな国・文化から参加者が集まり、マルチカルチュラルな環境の中で、異文化コミュニケーション教育について討論できたことは、とても意義深い経験であった。(森山美雪)

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